2025年12月10日水曜日

シダ―ローズのリース

 本校の技師さんが、学校のヒマラヤ杉の実ですてきなリースを作ってくれました!

ヒマラヤスギの実は、「シダーローズ」とも言われており、一見、バラのような形に見えるものです。休み時間にこどもたちが集めている姿もよく見ました。

リースは、東昇降口を入ったところの理科室の壁に飾ってあります。とてもすてきなので、来校した際はぜひご覧ください!




以下、リースと一緒に掲示してある説明の文章です。

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みなさん、袋原小学校の校庭でよく見かけるこれは、なんでしょう?

 バラの花ような形をしているのは、「ヒマラヤ杉(すぎ)」の実なのです。ヒマラヤスギはマツ科の常緑針葉高木です。日本では10月〜11月頃に開花します。

 ヒマラヤスギの実は球果(きゅうか)で、長さ7cm13cm程の長卵形で、葉の上に直立します。開花翌年の10月〜11月頃に成熟すると、形が崩れて。頭の部分だけがバラの花のような形に残り、これを「シダーローズ」と呼と呼んでいます。

 また、細長い毛虫のようなものは「ヒマラヤスギの雄花」です。花粉を飛ばす役目をしています。

 ヒマラヤスギの名前

ヒマラヤスギという名前は、ヒマラヤ山脈を原産地とすることから名付けられました。名前に「スギ」と付きますが、「スギ(杉)」の仲間ではなく、「クロマツ(黒松)」や「アカマツ(赤松)」など、マツの仲間です。

 ヒマラヤスギは、ヒンドゥー教において、は聖なる樹木として崇拝されてきました。また、インド医学ではヒマラヤスギには病気を治す力があるとされています。ヒマラヤスギの樹木には芳香があり、香料としても用いられ、アロマテラピーにも利用されています。

ヒマラヤスギはインドのヒマラヤ地方からアフガニスタンにかけての原産で、日本へは明治12年頃に渡来したと言われています。国内では北海道中央部以南から本州、四国、九州まで幅広く分布しています。

 各地には樹齢100年以上の巨木ヒマラヤスギが多くあり、町のシンボルとして記念樹やクリスマスツリーなどとしても楽しまれています。

 ヒマラヤスギの誕生木・誕生花・花言葉

ヒマラヤスギの花言葉は「尊敬」「たくましさ」などがあります。